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民主党との協力模索=会見で「超党派実現したい」―米大統領、中間選挙「勝利」強調

2018-11-08 10:58

【ワシントン時事】トランプ米大統領は7日、ホワイトハウスで記者会見し、任期後半の政権運営に当たって「超党派を実現したい」と述べた。前日投票が行われた中間選挙で、与党共和党が下院の過半数を割り込んだことを踏まえ、野党民主党との協力を模索する方針を明らかにした。
トランプ氏は、下院議長への返り咲きが有力視されている民主党のペロシ下院院内総務が超党派での議会運営に前向きな姿勢を示したことを「極めて重要だ」と評価。協力可能な分野としてインフラ整備を挙げ「党派性は脇に置いて、米経済のため与野党が一緒にやるべき時だ」と訴えた。
トランプ氏の発言を受け、ペロシ氏も7日の記者会見で「われわれには協力可能な部分を模索する責任がある」と語り、インフラ整備などで協力に応じる姿勢を示した。
ただ、トランプ氏が不法移民の流入阻止策として掲げるメキシコ国境での壁建設などで、民主党との溝は依然深い。トランプ氏は会見で「壁は必要だ」と持論を繰り返し、予算案審議で合意がまとまらず、政府機関閉鎖に陥る可能性も否定しなかった。
下院の過半数割れに関しては、現職有利とされる下院選で、再選出馬を見送った共和党現職が多数いたことを敗因に挙げた。その一方、選挙直前の1週間で応援演説に入った共和党候補11人のうち9人が当選したことを強調。上院で共和党が過半数を維持したことも念頭に、中間選挙自体は「完全勝利に極めて近い」と強弁した。
[時事通信社]

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