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旅行者装い、大胆な行動=富田林署から逃走49日間、移動1000キロ―逮捕1週間

2018-10-05 17:43

大阪府警富田林署を逃走した樋田淳也容疑者(30)が逮捕されて6日で1週間。旅人やお遍路を装い、49日間も逃げ続けた大胆な行動が次第に明らかになってきた。盗んだ自転車で1000キロ以上を移動したとみられ、府警は裏付けや、情報のない四国上陸前の経路の特定を急いでいる。
捜査や目撃者によると、大阪を出た樋田容疑者は、8月23日にしまなみ海道を抜け、その後四国を1周。9月3日に広島県三原市で、一時行動を共にした44歳の男と再合流し、同29日、山口県周南市内で身柄を確保された。大阪から情報がある5県約20市町を直線で結ぶだけで、移動距離は1000キロを超える。
逃走中の行動は大胆そのもの。ブランド物のサイクリングウエアと大量の荷物で、旅行中のサイクリストを装うと、愛媛県庁を訪れ、自転車新文化推進課の職員に「日本一周中」という看板作成を依頼。四国を後にする際にも再訪し、親しげに謝辞を述べた。四国ではお遍路のふりをし、寺などに宿泊。警察の職務質問にもうそを貫き、人が多い観光地や人気飲食店も訪れた。
道の駅などでは積極的に人と交流し、記念撮影や仕事の手伝いに応じることも。世話になった人に旅人になり切った偽名の手紙も残した。食事は万引きのほか、荷物に「お助けお願い」と書いて施しを受けたり、釣りや素潜りで調達した食材で自炊したりしていた。
[時事通信社]

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