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豊洲ブランド確立に自信=築地の目利き継承

2018-10-09 15:35

首都圏の台所として11日オープンする東京・豊洲市場(江東区)。閉場した築地市場(中央区)に代わる水産物などの集散地としての機能や、プロの目利きによる新たな「豊洲ブランド」構築への期待が高まっている。
豊洲へ移転し、競りを行う水産卸会社は「築地の信用は、卸や仲卸が83年間にわたって築き上げたもの。産地から小売りに至るまで、これまでの信頼関係を維持するのは、われわれの当然の役目」と開場を前に気を引き締める。
水産仲卸の幹部は、7月に都が豊洲市場に安全宣言を出したことで「市場関係者をはじめ、(土壌汚染問題による)マイナスイメージはほとんどなくなったのではないか」とみる。豊洲は閉鎖型施設で衛生、温度管理が徹底されるだけに「産地関係者はもちろん、買い出し人も築地以上に魚の品質に安心感を持ってもらえるはずだ」(仲卸)と話す。
都内すし店の店主は「魚の種類が多いだけでなく、市場の卸、仲卸の目利きは世界一といっても過言ではない。豊洲の開場直後は大混乱が予想されるが、関係者が慣れればきっと繁栄するだろう」と、新市場での仕入れを心待ちにしている。
各地の卸売市場関係者からも期待の声が聞かれる。名古屋市の卸は「魚市場としては競合するが、日本一の魚市場の移転先だけに、ぜひ豊洲でも活気ある取引で魚食を盛り上げてほしい」と期待する。大阪市の卸も「築地は世界的に有名な市場だった。豊洲も築地以上の存在になってほしい」とエールを送る。
[時事通信社]

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