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中国の対米黒字、9月は過去最大=貿易摩擦さらに激化

2018-10-12 17:45

【北京時事】中国税関総署が12日発表した9月の貿易統計によると、米国向けの輸出から輸入を差し引いた対米貿易黒字は前年同月比21%増の341億ドル(約3兆8000億円)となり、単月として過去最大を記録した。貿易摩擦がさらに激化し、トランプ米政権が中国からの全ての輸入品に高関税を課す可能性が高まりそうだ。
対米輸出は14%増の467億ドル。米国が9月24日に対中制裁関税の第3弾を発動したことから、追加関税が課される前に仕入れようとする米企業の駆け込み需要が押し上げたとみられる。
一方、米国からの輸入は1%減の126億ドル。中国企業が政府の方針に従い、米国からの輸入を減らして調達先を分散したことが影響したもようだ。税関総署の報道官は「米国との摩擦が中国の貿易に一定の混乱と打撃を与えているが、その影響は全体的にコントロール可能だ」と述べた。
米国は中国の知的財産権侵害を理由とした貿易制裁で、これまでに全体の半分の2500億ドル相当の輸入品に追加関税を課した。中国は報復関税で対抗し、米中の閣僚級貿易協議は再開できない状況。トランプ米大統領と習近平中国国家主席が首脳会談で決着を探る動きも伝えられるが、実現するかは不透明だ。
[時事通信社]

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