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松本死刑囚、家族らと意思疎通なく=拘置所で異様な行動も―オウム事件

2018-07-06 16:46

松本智津夫死刑囚(63)は、一審の途中から弁護人との接見を拒否し、家族が面会した際にも会話が一切成立しなかったとされる。家族や弁護人とは10年間面会しておらず、近況は不明だったが、過去には拘置所での異様な行動も明らかになっていた。
2005年に面接した精神科医が東京高裁に提出した鑑定書によると、松本死刑囚は日常的におむつを着用し、人前で下半身を露出するなどの異常行動を繰り返していた。ただ、この精神科医は「物を言う能力が失われたことを示唆する証拠はない。訴訟する能力を失ってはいない」と判断していた。
17年5月には、松本死刑囚の四女が申し立てた家事審判に絡み、東京拘置所が裁判所に文書で近況を説明。「運動や入浴をし、健康診断にも応じるが、面会はかたくなに拒否している」とした上で、「聴力や身体の機能は保たれており、明らかな精神的な障害は生じていない」とする精神科医の所見を示した。
刑事訴訟法は「死刑の言い渡しを受けた者が心神喪失の状態にある場合、法務大臣の命令によって執行を停止する」と定める。法曹関係者によると、死刑執行を検討する際は精神鑑定を行い、状態を確認するという。
[時事通信社]

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