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「尊師」刑執行に反対=公判で主張一変―遠藤死刑囚

2018-07-06 16:22

サリン生成に関与した遠藤誠一死刑囚(58)は、大学で遺伝子工学やウイルスの研究をする中、宗教に傾倒していった。教団では「厚生大臣」として生物兵器や麻薬などの製造を担った。
札幌市に生まれ、獣医師を目指して帯広畜産大に通った後、京都大大学院博士課程に進学した。在学中に教団前身の「オウム神仙の会」に入会。1988年に出家した。
当初は起訴内容を全面的に認めて謝罪したが、一審途中で弁護人を解任すると態度を一変。元代表松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(63)らとの共謀を否定し、「人を殺すつもりはなかった」と主張を翻した。
一審では「麻原さん」と呼び、距離を置いたかに見えたが、控訴審では「尊師に帰依する弟子だ」と証言し、地下鉄サリン事件を「(刺殺された)故村井秀夫幹部が勝手にやった」とも語った。
松本死刑囚の死刑が確定すると「弟子12人は死刑でも仕方ないが、尊師は執行しないでください」と訴えた。
[時事通信社]

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