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「全員無事」に歓声=不眠不休のボランティア―タイ洞窟

2018-07-10 23:06

【チェンライ時事】タイ北部チェンライ郊外の洞窟前で自転車が放置されているのが見つかり、少年らが消息を絶ってから18日目。一時は安否が気遣われた13人全員の救出に、不眠不休で救助活動を支えてきたボランティアは10日、一斉に歓声を上げた。
ロッククライミング指導員ナタポンさん(40)は南部のリゾート地クラビから丸2日間、自動車を走らせて駆け付けた。救助当局は洞窟につながる穴から少年らを脱出させる方法も検討したため、ナタポンさんは穴を探して山の中を駆けずり回った。
「無事と聞き、言葉にならない」とナタポンさん。「少年たちに健康を維持し、たくましくなったらクラビで一緒に崖を登ろうと伝えたい」と目を潤ませた。
「ジェットコースターのような毎日だった」。通訳を担当した会社員ソンプラソンさん(44)は、目まぐるしく状況が変わった日々を振り返り、「本当にほっとした」と胸をなで下ろした。
ボランティア団体職員シリポンさん(62)は、炊き出しに奮闘。「救出はうれしい。食事が必要な人がいる限りやり抜く」と語ると、表情を引き締めて調理場に向かった。
10日の救出活動は午前10時すぎに開始。午後4時すぎから1人、また1人と無事の知らせが届いた。時折、救出された少年を病院に搬送しているとみられるヘリコプターが上空を通過。ボランティアは作業を中断し、手を振って見送った。
[時事通信社]

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