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「はれのひ」、社会保険料滞納=銀行に発覚、さらに経営厳しく―神奈川県警

2018-06-24 14:19

振り袖のレンタルや着付けを手掛ける「はれのひ」(横浜市)の融資金詐取事件で、同社が従業員の社会保険料を長期間にわたって滞納していたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。神奈川県警は、詐欺容疑で逮捕された元社長篠崎洋一郎容疑者(55)がこうした厳しい経営状況で融資を受けるため、粉飾決算による融資金の詐取を計画した可能性もあるとみて捜査している。
捜査関係者によると、同社は2015年から福岡や東京、茨城、千葉の各都県に新店舗を開設し、事業を急拡大したが、出店コストが膨らんで業績は悪化。従業員の社会保険料を長期にわたって滞納する状況に陥っていたが、15年9月期決算では架空の売り上げ約5000万円分を計上する粉飾決算の手口で、好業績を装っていた。
16年9月、その決算書を使って神奈川県内の銀行から3500万円の融資金を詐取したが、直後の同年10月、社会保険料滞納が銀行に発覚。「社会保険料を払えない状態の会社」と認識されたことで、同社の信用は大きく失墜した。
また、滞納が発覚し、好業績を装うことができなくなったため、16年11月に作成した同年9月期決算書では大幅な赤字を計上せざるを得なくなった。同社はこれを機に金融機関から新たな融資が受けられなくなり、経営はさらに悪化したという。
[時事通信社]

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