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はれのひ元社長を逮捕=融資金詐取の疑い―神奈川県警

2018-06-23 22:22

振り袖のレンタルや着付けを手掛ける「はれのひ」(横浜市)が、決算を粉飾した財務書類を使って銀行から融資金をだまし取った疑いが強まったとして、神奈川県警は23日、詐欺容疑で同社元社長の篠崎洋一郎容疑者(55)を逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。
今年1月の成人式で振り袖を着られない女性が続出した問題をめぐり、県警は同社の経営実態などの解明を進める。篠崎容疑者は同日午後、滞在先の米国から帰国し、県警が任意同行を求めて事情を聴いていた。
逮捕容疑は2016年9月、架空の売り上げを計上した黒字の決算書類を作成し、横浜市内の銀行の支店から、千葉県柏市の新店舗開設費用として3500万円の融資を引き出した疑い。
捜査関係者によると、15年9月期の決算で実際は債務超過に陥っていたが、売り上げ約5000万円分を水増ししていたとみられるという。
同社は11年設立で、新成人向けに振り袖の販売やレンタルを行っていた。急激な店舗展開などで経営が悪化したが、新成人を対象に新規契約を取り続け、今年1月8日の成人式直前に横浜市と東京都八王子市の店舗を突然閉店。多くの新成人が式で振り袖を着られなくなる事態を引き起こした。
同月26日に破産手続きの開始が決定。今月20日の債権者集会では、管財人が約10億8500万円の負債に対し、資産は約1600万円しかなく、被害者への弁済は行われないと明らかにした。
[時事通信社]

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