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「地震教訓忘れない」=仮設団地で追悼行事―雨の中住民ら献花・熊本地震2年

2018-04-14 23:18

熊本地震で2度の震度7に見舞われ、43人(関連死含む)が犠牲となった熊本県益城町では14日夜、仮設団地で追悼行事が行われた。住人らは思い思いに犠牲者をしのび、生活再建への決意を新たにした。
約190世帯480人が生活する「木山仮設団地」の集会所には、住民ら約40人が集まった。千羽鶴が壁に掛けられ、竹で作った灯籠約400個が床に並べられた。前震発生時刻の午後9時26分、部屋の電灯が消され、全員が黙とうし犠牲者の冥福を祈った。
集会所にはみそ汁やサラダなど食べ物が用意され、子どもの声が響くなど和やかな雰囲気。自営業の夫(35)と幼い子供3人の5人で暮らす権藤美穂さん(35)は、全壊した自宅が夏ごろ再建される予定だ。「狭い仮設住宅の2年間は大変だったが、今は前向きな気持ち。広い家に帰ったらピアノを買おうね、と子どもと話している」と明るい表情で話した。
県内最多の約400世帯1060人が暮らす「テクノ仮設団地」では、広場に発光ダイオード(LED)を入れた灯籠約1000個が並べられ、「忘れない 4.14・16 益城町」の文字が浮かび上がった。強い風雨の中、レインコート姿の入居者ら約20人が黙とうし献花台に参列者が次々と白い花を手向けた。
自治会長の吉村静代さん(68)は「地震の教訓を忘れないという思いを灯籠に込めた。誰一人孤立させず、生活再建に向けて一緒に歩む」と決意を語った。
[時事通信社]

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