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左目失った乳児、トルコへ脱出=東グータの悲劇象徴―シリア

2018-04-02 17:20

【カイロ時事】シリアの首都ダマスカス近郊の反体制派支配地域だった東グータ地区で昨年10月、アサド政権軍の砲撃で左目を失った生後6カ月の男児が1日、トルコ南東部ハタイへと逃れた。包囲下で人道危機が深刻化し「地上の地獄」と評された東グータの「悲劇の象徴」として、世界中で連帯の動きが広がる存在となっていた。
生後5週間で被害に遭った男児カリムちゃんは、砲撃で母親も亡くした。政権側が東グータへの攻勢を一段と強化する中、反体制派の撤退合意を受け、家族と共に北西部の反体制派支配地域イドリブ県へ避難。1日になって、国境検問所を通過してトルコへ到着した。
ハタイでは、アサド政権と対立するエルドアン・トルコ大統領が自ら出迎え、カリムちゃん一家をねぎらった。救助に当たったトルコ赤新月社は「(カリムちゃんは)すべての罪のないシリアの子供たちの代わりに生き残ることができた」と強調。カリムちゃん一家は今後、赤新月社などの世話も受けて生活するという。
[時事通信社]

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