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はれのひ社長「おわびする」=振り袖問題、雲隠れ否定―破産、負債10億円超か

2018-01-26 23:24

振り袖のレンタルや着付けを手掛ける「はれのひ」(横浜市)が突然営業を停止し、成人式当日に振り袖を着られない新成人が続出した問題で、同社の篠崎洋一郎社長(55)が26日夜、横浜市内で記者会見し、「成人式を晴れ着で迎えられなかった方々に大変申し訳なく思う。どんなにおわびをしてもおわびしきれない」と謝罪した。
問題発覚後、篠崎社長が公の場に出るのは初めて。神奈川県内の知人宅に身を寄せ、「弁護士と何度も打ち合わせをしていた」と述べ、雲隠れしていたとの指摘を否定した。
篠崎社長は成人式での着付けなどについて「前夜まで対応するつもりで、ぎりぎりまで可能性を探っていた」と強調。昨年12月中旬まで注文を受け続けたが、代金をだまし取る意図はなかったと釈明した。2016年9月期の売り上げや資本金をホームページなどで実際より多く記載したことは「チェックミス」だとし、粉飾決算についても否定した。
店舗などに1163着の振り袖を保管していることを確認したとして、客から預かっていた振り袖を転売した疑惑についても完全に否定。購入者に順次返却する意向を示した。
急激な出店でコストが膨らんだ上、売り上げ減少に歯止めがかからず、昨年4月ごろから仕入れ先への支払いが滞り、納品も止まったことで経営が立ち行かなくなったと説明。捜査協力について問われると「もちろん応じたい」と述べた。
はれのひは26日、横浜地裁から破産手続きの開始決定を受けた。代理人弁護士によると、負債総額は10億〜11億円に上る見込みで、債権者数は着物購入者ら約1300人を含む約1600人の見通し。まだ販売されていない着物や小物が一部残っているが、篠崎社長の個人資産は現金数十万円だけだという。
[時事通信社]

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