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慰安婦合意

南北首脳会談の用意=慰安婦「心からの謝罪を」―韓国大統領

2018-01-10 12:02

【ソウル時事】韓国の文在寅大統領は10日、新年の記者会見を行い、板門店で9日行われた南北高官級会談で北朝鮮が平昌冬季五輪への参加を表明したことを受けて「平昌五輪を南北関係改善と朝鮮半島の平和の転機としなければならない」と述べた。その上で、環境が整い、成果が期待できれば、金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談に臨む用意があるとの考えを明らかにした。
大統領は「北朝鮮の核問題を平和的に解決しなければならない」と対話を通じた解決を目指す方針を重ねて示し、「今年が朝鮮半島の平和の元年となるよう最善を尽くす」と強調した。
一方、慰安婦問題では「前政権で(日韓)両政府が互いに要求をやりとりし、被害者を排除したまま、解決を図ったこと自体、誤った方式だ」と重ねて批判。ただ、「韓日両国間で公式の合意をした事実は否定できない」と述べ、「既存の合意を破棄し、再交渉で解決できる問題ではない」との立場を強調した。
さらに、「心の傷を癒やす措置」を取っていくと約束。「日本が真実を認定し、被害者に心を尽くした謝罪をし、これを教訓に再び起きないよう国際社会と共に努力するとき、元慰安婦も日本を許すことができ、完全な解決となる」と述べた。
大統領は、合意に基づき日本政府が拠出した10億円について、韓国政府の予算で肩代わりすると説明。日本の拠出金の利用方法に関し「少し時間をかけて日本と協議し、元慰安婦を含め、関連団体と話し合っていく」と表明した。
[時事通信社]

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