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北朝鮮楽団の訪韓協議=南北が板門店で

2018-01-15 10:39

【ソウル時事】韓国と北朝鮮は15日、軍事境界線がある板門店の北朝鮮側施設「統一閣」で、北朝鮮芸術団の韓国派遣に関する実務協議を行った。金正恩朝鮮労働党委員長が創設した女性中心の音楽グループ「牡丹峰楽団」の初訪韓をめぐり、公演内容や日程などを詰めたとみられる。
韓国首席代表のイ・ウソン文化体育観光省文化芸術政策室長は15日、板門店への出発に際し、記者団に「良い結果を出すため、実務的問題に関して落ち着いて協議する」と述べた。
北朝鮮の朝鮮中央通信など国営メディアは14日の論評で、韓国の文在寅大統領が新年の記者会見で、北朝鮮の非核化に向けた対話の必要性などに言及したことについて、「和解局面に冷や水を浴びせる妄言だ」と非難。「(平昌での)冬季五輪に参加するわが代表団を乗せた列車もバスも、まだ平壌にあることを知るべきだ」と警告した。五輪不参加の可能性もあることをにおわせ、協議を有利に進めようとの思惑があるとみられる。
実務協議は南北それぞれ4人の代表団で構成。北朝鮮代表団には牡丹峰楽団の団長、玄松月さんも含まれているが、協議は非公開となった。
韓国は当初、平昌冬季五輪への北朝鮮参加問題に関する実務会談を15日に板門店の韓国側施設「平和の家」で開くよう求めたが、北朝鮮が芸術団の派遣をめぐる実務協議を「統一閣」で行うことを逆提案、韓国が受け入れた。北朝鮮は「芸術団重視」の姿勢を明確にする一方、五輪参加をめぐる実務会談提案への回答は保留した形となっている。
[時事通信社]

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