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東芝、監査意見なしで決算報告=「適正」得られず

2017-04-11 12:57

東芝は11日、2度延期している2016年4〜12月期決算について、監査法人から「適正」との意見が得られず、監査意見を表明しない「不表明」で、報告書を関東財務局に提出する方針を固め、主要取引銀行に伝えた。同日午前、取締役会を開き、決算報告などに関する対応を協議した。綱川智社長が午後、記者会見する予定。
記者会見では決算内容や内部統制問題が指摘される米原発子会社ウェスチングハウス(WH)に対する監査法人の調査状況を説明する見通し。
東証の上場廃止基準によると、「不表明」での決算報告は審査の対象となる。不正会計に関する内部管理体制の審査も続いており、上場廃止の懸念が強まるが、前例のない3度目の決算延期の回避を優先した。
東芝はWHの内部統制に関する監査法人の調査を理由に、決算報告の提出と発表を2月と3月に延期した。監査法人は東芝の経営危機を招いた米原発建設会社の買収をWH経営陣が15年10月に決めた際に、巨額損失が生じる可能性を事前に認識していたかどうかなども調べている。
[時事通信社]

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