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「松橋事件」再審開始が確定=85年の殺人、「自白」服役の男性―最高裁

2018-10-12 16:48

熊本県宇城市(旧松橋町)で1985年に男性が刺殺された「松橋事件」で、殺人罪などで懲役13年が確定、服役した宮田浩喜さん(85)の再審請求について、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は12日までに、裁判のやり直しを認めた地、高裁の判断を支持、検察側の特別抗告を棄却する決定をした。宮田さんの再審開始が確定した。決定は10日付。
確定判決は、宮田さんの捜査段階の自白のみを根拠に有罪と認定したが、再審請求審では地、高裁いずれも自白の信用性を否定。熊本地裁で始まる再審公判では、無罪を言い渡される公算が大きい。
再審請求では、捜査段階で宮田さんが「凶器の小刀に巻き付け、犯行後に燃やした」と供述していた布片を検察側が保管していたことが判明。熊本地裁は2016年6月、小刀と遺体の傷口が合わないとした鑑定結果も踏まえ、「自白の核心部分が揺らいだ。有罪判決を維持できるほどの信用性は認められない」と再審開始を決定した。
福岡高裁も17年11月、燃やしたはずの布片が保管されていたことに触れ、「捜査官に迎合して事実に反する供述をしていた可能性が否定できない」と判断。「唯一の証拠である自白の信用性が大きく揺らいだ」と地裁の判断を支持し、検察側が特別抗告していた。
[時事通信社]

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