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愛着の家「つぶすしか」=先行き見えず、岡山・真備の住民不安―西日本豪雨

2018-07-13 04:57

西日本豪雨で甚大な被害が出た岡山県倉敷市真備町地区では、多くの住宅が泥水に漬かった。住民は避難所や親族の家などに身を寄せ、厳しい暑さの中で家財が散乱する自宅の片付けを進めている。愛着のある家に住み続けるのか、取り壊すのか。先行きが見えない中、住民の心は揺れている。
「あかん。この家駄目じゃ」。真備町箭田の自宅が2階まで水に漬かった男性(79)は、様変わりしたわが家を見て直感した。家財は散乱し、床には大量の泥。近くに住む娘2人の自宅も浸水したため、片付けの人手も足りない。
避難所にいつまでいられるのか見通しが立たず、自宅をどこまで片付けられるかも分からない。30代後半で購入した愛着のある家だが、「きれいにするにもお金が掛かり、つぶすしかない。家を買う余裕もないので、別の場所で部屋を借りようと思う」と悲痛な表情で話した。
真備町辻田の会社員小野勝敬さん(46)は、職場が近いことなどから、自宅に住み続けると決めた。1階は天井まで水に漬かり、「中を片付けても、床下まできれいにしないと臭いが出て住めない」。床下を除菌し、住める状態に戻すという。
親族を頼らず、県外に出ることを考えている人も。同町辻田の自宅が2階まで漬かった女性(78)は「住める状態ではない。夫が病気なので、身内に迷惑は掛けられない」と打ち明ける。今は避難所で暮らしているが、「いつまでいられるか、仮設住宅ができるのかも分からない」。不安が募る中、夫(83)が所有する県外の土地に小屋を建てて暮らそうかと考えている。
[時事通信社]

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