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北海道で2割節電終了=世耕経産相、1割減の努力要請―計画停電当面実施せず

2018-09-14 21:46

世耕弘成経済産業相は14日、記者会見し、北海道地震後に一般家庭・企業に要請している2割節電目標を同日夜で終えると発表した。連休明けの18日以降、数字での一律設定を見送るが、1割の需要削減努力は引き続き求める。計画停電については、「当面実施する必要はない」と語った。
6日未明の地震後に北海道で大規模停電が発生。ほぼ全域で復旧した8日に、政府と北海道電力は2割節電を要請していた。経産省によると、14日の節電率(午前8時半〜午後8時半)は8.7〜12.6%だった。
北海道電は、定期点検中の京極揚水発電所(京極町)2号機を14日午後に再稼働。水車の不具合で停止していた1号機についても13日に動かし、2日間で40万キロワットの上積み電力を確保した。この結果、想定供給力は386万キロワット(今週半ばは346万キロワット)に拡大。地震前のピーク需要(383万キロワット)をわずかに上回る見通しとなり、経産省は同社や北海道と協議し、2割目標の解除を決めた。
ただ、本州からの緊急電力融通が減るほか、老朽火力発電所が故障する恐れもある。世耕氏は「厳しい需給の状況は継続する」と指摘。日常生活や店舗営業、工場操業の大幅な制約は不要としつつ、「十分な需要減を安定的に維持することが必要だ」と訴えた。
地震後に損傷した北海道電の最大火力、苫東厚真発電所(厚真町)全3基のうち、1号機は今月末以降に復旧する見通し。世耕氏は苫東厚真1号機の稼働後に「電力需給はかなり安定する。例年(冬)のような無理のない範囲で節電に協力いただくことになる」と語った。
北海道電の真弓明彦社長は14日の記者会見で、苫東厚真の全基停止は「想定していなかった」と述べた。2号機の復旧作業中に労働災害が発生し、1人が病院に搬送された。同社の男性社員で、命に別条はない。事故は「再稼働に影響するようなものではない」(荒矢貴洋火力部長)という。
停電については、認可法人電力広域的運営推進機関(東京)が第三者委員会を設置して検証する方向で準備が進んでいる。
[時事通信社]

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